ダイアモンドダストが消えぬまに

松任谷由実( Matsutoya Yumi ) ダイアモンドダストが消えぬまに歌詞
1.月曜日のロボット

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

アラームレイディオ デジタルの時刻
ああ せかさないで
息が白い 曇った舗道を
なぜ足は進む

パスを見せて ブザー鳴って 階段おりて
わからないのよ どこに向かっているのか
白い線で 列になって ドアが開いて
知らないことは 悩まなくていい
MANUFACTURE Wooo

甘い夢は鋼鉄のマスクの
ああ 下に秘めて
レスト・ルームのひとりの鏡で
そっとウィンクしてみる

カード押して おじぎをして ファクスを受けて
いつか愛するあなたとめぐり逢うまで
タイプ打って コピーとって ランチ広げて
あなたもきっとどこかで戦う
MANUFACTURE Wooo

Rescue 私を Rescue 虚ろな
Rescue 迷宮から 救って
Blue Blue on Blue
いつか愛するあなたとめぐり逢いたい
Blue Blue on Blue
あなたも同じことを想うの
熱いプラズマ 私に吹き込んで
ああ 月曜日のロボットに


2.ダイアモンドダストが消えぬまに

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

はじめまして 碧いラグーン
紅珊瑚のトナカイたち
貿易風に運ばれて来た
二人だけ真夏のクリスマス
愛してるとスノーケルで
ガラス越しにパントマイム
フィンをゆらしてあなたの影が
サファイアの中吸い込まれてく

Diamond Dust 幾千の泡を見送って
時がとまってた海の底
Diamond Dust 幾億の波を見上げたら
なぜか思いきり泣けた

はじめまして ひとりの冬
クリスマスにさあ乾杯
この日のためにあけずにおいた
冷えたボトルが音をたてるわ

Diamond Dust 幾千の泡をしたがえて
二人旅をした海の底
Diamond Dust シャンパンをそっとのぞいたら
帰りたかったの去年へ

エアの切れた hum… ダイバーほど hum…
苦しいのよ今も

Diamond Dust 幾千の泡がきらめいて
昇り続けて消えぬまに
Diamond Dust ほおづえをついて透かしたら
なぜか映ってた あの海 あの空 あの島


3.思い出に間にあいたくて

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

10番線は最終電車 かけだす人にまぎれ
息をきらせばとび乗れたのに
もうあきらめてたの
ホームにはひとりきり レールの音

Missin' the train 今夜中 今夜中に会えば
Feelin' the pain 間にあう 間にあうはずだった
That passion remains 二人の思い出に
Losin' your love いらない いらない合鍵を
Throwin' my love ポストに ポストに落として
No higher love あなたはもういない

螢光燈が流れて消えた 地下道のビルボード
みんなが騒ぐ店に帰ろう
待つわけじゃないけど
寝ころがるドランカー 自由な夜

No need to explain 抱いてと 抱いてとせがめば
We are so vain) 続いて 続いていたかしら
Nothing to gain 果たせぬ約束も
Losin' your love これから これから行方を
Throwin' my love 探さず 探さずどこかで
No higher love お互い生きるのね

Missin' the train 今夜中 今夜中に会えば
Feelin' the pain 間にあう 間にあうはずだった
That passion remains 二人の思い出に
Losin' your love いらない いらない合鍵を
Throwin' my love ポストに ポストに落として
No higher love 二人の思い出に
No need to explain 抱いてと 抱いてとせがめば
We are so vain 続いて 続いていたかしら
Nothing to gain 二人の思い出に


4.SWEET DREAMS

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

この電話が最後かもしれない
他人事に思える 涙だけ溢れて
もう切るわと何度も云いながら
ひきのばすのは私の方 Wow wow wow wow

※Sweet Heart
写真立てにはおどける二人
今日を知らずにキスしてる
Sweet Days
何に負けたの
わからないことがくやしいだけ※

あなたの夢 叶うころ横には
どんなひとが微笑む 私ではないのね
明日が何も見えないと云うけど
思うより素敵よあなたは Wow wow wow wow

Sweet Heart
できればひどい捨てぜりふ投げて
嫌われてから消えたいの
Sweet Dreams
私といると廻り道だから
かまわないで

(※くり返し)


5.TUXEDO RAIN

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

降りしきる銀の調べ
ずぶ濡れのドレスとタキシード
忍び逢う恋はきのうまで
もう二人は離れない

ただゆっくりと ただひっそりと
腕を組みすすんでゆく
やるせなく でも誇らしく
舗道打つ拍手の中

灯の消えたウィンドウの前に
二人 今 誓い合うの
前髪の雫のヴェールを
指でぬぐいくちづけを

なぜこんなにも いつこんなにも
気づくと愛していたの
祝福も 永遠も
約束されなくても

※ただゆっくりと ただひっそりと
目を上げてすすんでゆく
やるせなく でも誇らしく
誰も来ないセレモニー※

なぜこんなにも いつこんなにも
気づくと愛していたの
祝福も 永遠も
二人だけのセレモニー

(※くり返し)


6.SATURDAY NIGHT ZOMBIES

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

紅いマニキュア 滴るくちびる
うなじ抱いて Dance Dance Dance
今が Chance Chance Chance かぶりついたら
とろけるようにあなたも仲間よ
ぬけられない FANDANGO
夜ごと Touch-and-Go 疼いてさまよう

留守番電話には SATURDAY NIGHT
墓場へ行って来ると残し
おいでよパーティーへ
死人も生きかえる SATURDAY NIGHT
永遠の命わけてあげる
めくるめく ZOMBIE'S NIGHT

満員電車 汚れたワイシャツ
あれは夢よ Dance Dance Dance
今が Romance Chance Chance
本当のあなたよ

BMWの掃木で SATURDAY NIGHT
街の空飛び ドアを蹴って
おいでよパーティーへ
狼 になっても SATURDAY NIGHT
驚く人は誰もいない
盛り上がれ ZOMBIE'S NIGHT
SATURDAY NIGHT
死人も生きかえる SATURDAY NIGHT
永遠の命わけてあげる
めくるめく ZOMBIE'S NIGHT
留守番電話には SATURDAY NIGHT
墓場へ行って来ると残し
おいでよパーティーへ
死人も生きかえる SATURDAY NIGHT
永遠の命わけてあげる
めくるめく ZOMBIE'S NIGHT


7.続 ガールフレンズ

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

複雑な気持ちよ あなたがいちばん先に
結婚してゆくなんて
前の彼のときも 旅行中のアリバイ
みんなで作ってあげたのに 今度も
まとまらないと云ってたくせに
なにさ ひとり 勝手に
オメデトウ 明日 晴れやかなミセス
もう どこかのばかなやつのもの

こんな長電話も もうできなくなるけど
いいわ おしかけるから
Year Book 出して ページめくればそこに
すました女の子達 さよなら
涙ぐんでも 舌を出してる
あなた ずっと ラッキーよ
オメデトウ 明日 教会で会ったなら
私の方が泣いてしまう

うしろ向き 目をつむり 青いブーケを
ゆっくりとほおり投げて 私達に

ありきたりだけど素晴しいストーリィ
第2章の出だしをよろしく
オメデトウ 明日 晴れやかなミセス
名前変わるあなたがヒロインよ


8.ダイアモンドの街角

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

こんな寒い日は 霧も凍って
光る結晶になる
それは虫たちが灯すキャンドル
あなたの街を漂う

タクシーをせかせてあの橋を渡ろう
待たせたら消えてしまいそうな恋

遅いワイパーはため息の音
いくつ数えたら着く
白い窓ガラス セーターで拭いて
うるむ信号 見送る

待ちわびた電話は狂おしい催眠術
どこへでも私を呼び出せるのね

恋をしなければ見ることのない
ダイアモンドの街角


9.LATE SUMMER LAKE

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

すいたワインディングロード駆けおりると
鉛色したレイク
冷えてきた風がちぎってくシーズン
サングラスを走る雲

ああ 変わったね
もう どうだっていいけど

きみにとても会いたいよ
心が帰れないよ
鍵のおりたサマーハウスを
通りすぎても誰もいない

一夜限りのポロシャツ娘たち
今頃どうしてるだろう
お嫁に持ってゆかない思い出は
アルバムに貼りはしない

ねえ 恋しましょ
ねえ 誰だっていいから

※きみにとてもききたいよ
若さは幻かと
堕落は虹の光に
哀しいほど似ているかと※

きみにとても会いたいよ
心が帰れないよ
かすかに浮かんでたRainbow
消えてくようにやりきれない

(※くり返し)

きみにとても会いたいよ
心が帰れないよ


10.霧雨で見えない

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

なつかしさに ぼんやりバスを降りた
橋の上 霧雨の水銀燈

探しはしないと誓った
忘れた日はなかった
まつげに停まった光が
ふるえて 見えない

歩きだせば 追い越すヘッドライト
長い影 生まれては消えてゆく

※きらったのじゃないと云った
すぐ戻ると信じた
胸に降り続く光が
あふれて 見えない※

時よ速く流れて 雨よひくく流れて
淋しさを呼びさますこの世界を
どこかへ消して

探しはしないと誓った
忘れた日はなかった
まつげに停まった光が
ふるえて 見えない

(※くり返し)